今回は、2021年「ミモザ賞(1勝クラス)」の勝ち馬”スルーセブンシーズ”ちゃんについてご紹介します!
スルーセブンシーズちゃんの血統や名前の意味・由来についての基本情報から、気性・性格についてもまとめていきたいと思います!
最後の方ではこれまでのレース結果に加えて、脚質や距離適性についても調査していこうと思いますので、もしよろしければご覧ください!
スルーセブンシーズの基本プロフィール
名前 | スルーセブンシーズ |
性別 | 牝馬 |
生年月日 | 2018年4月8日 |
年齢 | 3歳 |
毛色 | 鹿毛 |
調教師 | 尾関知人(美浦) |
馬主 | キャロットファーム |
生産者 | ノーザンファーム |
スルーセブンシーズ名前の意味・由来
スルーセブンシーズちゃんの馬名の意味は、「七つの海を越えて。」です!
父の馬名の意味である「夢のような旅路」と、半姉(パッシングスルーちゃん)より連想し、”世界中での活躍を願って”付けられたという素敵なお名前です!
ぜひ、これから海を超えても活躍していってほしいと思います!!
スルーセブンシーズの血統
父:ドリームジャーニー | 父:ステイゴールド | 父:サンデーサイレンス |
母:ゴールデンサッシュ | ||
母:オリエンタルアート | 父:メジロマックイーン | |
母:エレクトロアート | ||
母:マイティースルー | 父:クロフネ | 父:フレンチデピュティ |
母:ブルーアヴェニュー | ||
母:スルーオール | 父:Seattle Slew | |
母:Over All |
父:ドリームジャーニー×母:マイティースルー
スルーセブンシーズちゃんの父は、2006年「朝日杯フューチュリティS(GⅠ)」や2009年の「宝塚記念(GⅠ)」、「有馬記念(GⅠ)」を制した”ドリームジャーニー”さんです!
2006年~2011年まで競走馬として活躍し、小柄な馬体ながら鋭い末脚が武器の名馬です!
また、ドリームジャーニーさんの全弟には牡馬クラシック三冠の”オルフェーヴル”さんがおりますが、弟よりも気性が難しかったと言われています。
”朝日杯フューチュリティS”の際には、歴代勝ち馬の中で最も軽い416キロという馬体で制覇を果たしました。
その後、気性面の難しさなどもあってか2年半もの間GⅠでの勝利に見放されましたが、5歳となった2009年に”宝塚記念”、”有馬記念”を制覇し栄光を手にしました。
小さな馬体を目一杯使って、後ろから追い込んでくる姿には多くの競馬ファンが魅了されたのではないでしょうか!
そして母は、父に”白い(芦毛)怪物”と呼ばれたクロフネさんを持つ”マイティースルー”さんです!
2008年~2011年まで競走馬として走り、重賞を勝利することはできませんでしたが2009年の「春菜賞」や「セレブレイション賞」などで勝利を収めました。
2012年に第1仔を出産し、2016年に生まれた第5仔であるパッシングスルーちゃん(父:ルーラーシップ)が、「紫苑ステークス(GⅢ)」を制し重賞馬の母ともなりました!
第7仔であるスルーセブンシーズちゃんにもぜひ、重賞制覇してもらいたいですね!
スルーセブンシーズの気性・性格は?
スルーセブンシーズちゃんの気性・性格はどういった女の子なのでしょうか?
環境の変化に敏感な女の子
小柄で可愛らしいスルーセブンシーズちゃんですが、気性が難しかったというドリームジャーニーさんの仔ともあって、同じように気性の難しいところがあるようです。
普段は大人しい性格の女の子とのことですが、環境の変化に敏感なためテンションが上がりやすいといった面も。
また、レースではゲートの扉が開く音に驚いてしまいスタートが出遅れてしまうこともあるようです。
気性難というよりは、とっても繊細で警戒心が強い女の子といった感じでしょうか。
少しずつですが精神面も成長しているようなので、大人になったスルーセブンシーズちゃんの活躍を見守りたいですね!
スルーセブンシーズこれまでのレース結果
日付 | 開催 | 天気 | 馬場 | レース名 | 距離 | 着順 |
2020年9月19日 | 中山 | 曇 | 良 | 2歳新馬戦 | 芝1800右 | 1着 |
2021年1月5日 | 中山 | 曇 | 良 | 3歳1勝クラス | 芝2000右 | 3着 |
2021年3月28日 | 中山 | 曇 | 重 | ミモザ賞(1勝クラス) | 芝2000右 | 1着 |
2021年5月23日 | 東京 | 晴 | 良 | 優駿牝馬(オークス)(GⅠ) | 芝2400左 | 9着 |
【2020年・2歳新馬戦】出遅れも末脚光り勝利!
デビュー戦でのスルーセブンシーズちゃんは、スタートで少し出遅れ中団後方からレースを進めました。
3・4コーナーを回りながら外を突いて進出を始めると、最後の直線で少し反応は遅かったながらも末脚を使い一気に馬群の先頭に立ちました!
結果、1馬身以上の差をつけてデビュー戦を制しました♪
【2021年・ミモザ賞(1勝クラス)】スタートは少し苦手!それでも最後には勝利!
ミモザ賞に参戦したスルーセブンシーズちゃんは、少し伸び上がるようなスタートを見せ後方の位置からレースを進めました。
テンションも上がり気味で、しばらくは折り合いを欠いていたようです。
最初のコーナーを回るあたりでは落ち着きを取り戻して、中団まで進出。
最終コーナーを回り直線に向くと、重馬場にも関わらずしっかりと脚を伸ばしてゴール!
2馬身以上の差をつけての完勝でした♪
【2021年・優駿牝馬(オークス)(GⅠ)】最後は苦しくなり9着
オークスに参戦したスルーセブンシーズちゃん!
まずまずのスタートを切ると、1枠2番ということもあり中団の内に位置を取りレースを進めました。
最後の直線に入ると、はじめはじわじわと脚を伸ばすも最後まで脚が持たなかったのか結果は9着となりました。
スルーセブンシーズの脚質は?
スルーセブンシーズちゃんは、末脚を活かして中団からの差す競馬が得意なようです!
しかしながら、現在のところスタートは苦手で出遅れてしまうことも多いので、後方からスタートし最初のコーナーあたりで早めに中団あたりまで押し上げていく形を取っています。
出遅れがなければ、はじめから中団の位置からレースを進めることが出来そうです。
スルーセブンシーズちゃんはギアの上がり方といった”加速力”、重馬場でも走ることができる”パワー”も魅力の一つではないでしょうか♪
小柄ながら大きい走りをすることや、繊細な性格といった面からも内で馬群に囲まれながら窮屈に走るよりも、ロスがあっても外でノビノビと走らせたほうがスルーセブンシーズちゃんの本来の力を発揮できる可能性が高いようです!!
スルーセブンシーズの距離適性は?
スルーセブンシーズちゃんはこれまで、芝1800m~2400mの距離を経験してきました。
今現在のところ、2000m前後の中距離が適正と言えそうです。
ドリームジャーニー産駒は、1800m~2200mの成績が良い傾向にあるようなので、血統的にも当てはまると思います!
しかしながらまだ4戦というキャリアなので、これからどのような成長を遂げるか楽しみですね♪
スルーセブンシーズまとめ
今回は、 2021年「ミモザ賞(1勝クラス)」の勝ち馬”スルーセブンシーズ”ちゃんについてご紹介しました!
父にドリームジャーニーさん、母にマイティースルーさんを持つ鹿毛の女の子です!
とっても繊細な性格ということもあって、1戦終わる毎にしっかり休養を挟みながら大事に育てられているスルーセブンシーズちゃん。
世界中での活躍を願って付けられた”スルーセブンシーズ”というお名前が、いつか海を超えて語られる日が来ることを期待しています♪
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