今回は、2021年3歳未勝利戦でデビューを迎え、「スイートピーステークス(L)」を2馬身差の圧勝で勝利した”タガノパッション”ちゃんについてご紹介します!
タガノパッションちゃんの血統や名前の意味・由来についてなどの基本情報から、気性・性格についてもまとめていきたいと思います!
最後の方ではこれまでのレース結果に加えて、脚質や距離適性についても調べていきたいと思いますのでもしよろしければご覧ください!
タガノパッションの基本プロフィール
名前 | タガノパッション |
性別 | 牝馬 |
生年月日 | 2018年4月22日 |
年齢 | 3歳 |
毛色 | 鹿毛 |
調教師 | 鮫島一歩(栗東) |
馬主 | 八木良司 |
生産者 | 新冠タガノファーム |
タガノパッション名前の意味・由来
タガノパッションちゃんの馬名の意味は、「タガノ=冠名」+「パッション=情熱」です!
”タガノ”は、京都府綴喜郡井出町に本社を置く「八木良建設」の代表を務める八木良司(やぎ・りょうじ)さんが所有するお馬さんの冠名です。
八木良司さんは、競走馬の育成牧場である「有限会社宇治田原優駿ステーブル」の設立や、北海道新冠町に「新冠タガノファーム」を開設し、オーナーブリーダーとしても活動されています。
タガノパッションちゃんは、競走馬に情熱を注いでいらっしゃるオーナーさんのお馬さんですのでこれから多くのレースで活躍を期待したいですね♪
タガノパッションの血統
父:キングカメハメハ | 父:Kingmambo | 父:Mr. Prospector |
母:Miesque | ||
母:マンファス | 父:ラストタイクーン | |
母:Pilot Bird | ||
母:アドマイヤシルク | 父:シンボリクリスエス | 父:Kris S. |
母:Tee Kay | ||
母:キャッチザゴールド | 父:サンデーサイレンス | |
母:ゴールデンサッシュ |
父:キングカメハメハ×母:アドマイヤシルク
タガノパッションちゃんの父は、”最強の大王”と呼ばれた”キングカメハメハ”さんです!
2003年11月~2004年9月までと短い期間ではあったものの競走馬として大活躍し、2004年にNHKマイルC(GⅠ)を制し、その後ダービーを制した”変則二冠”を初めて達成した名馬です!
怪我のため3歳で引退となってはしまいましたが、NHKマイルCでは5馬身差の圧勝、ダービーでは従来の記録を2秒も縮めるレコードタイムで完勝を収めて”異次元の強さ”と評されました。
競走馬として1年に満たない期間で多くのファンを虜にし、その強さは鮮烈な記憶として残っている方も多いと思います。
そして母は、父に”皇帝”と呼ばれたシンボリクリスエスさんを持つ良血馬、”アドマイヤシルク”さんです!
2011年~2012年まで競走馬として走り、未勝利のまま引退となり2014年に第1仔を出産。
タガノパッションちゃんは、アドマイヤシルクさんの第4仔になります!
今現在のところ重賞を勝った仔はいないようなので、ぜひタガノパッションちゃんに頑張ってもらいたいですね♪
タガノパッションの気性・性格は?
タガノパッションちゃんは、どんな気性・性格の女の子なのでしょうか?
イライラすることなく落ち着いた女の子
東京11R、スイートピーSは5番人気タガノパッションが勝利! 3月20日にデビューし、4月17日に初勝利をあげたタガノパッション。連勝でオークスの優先出走権を獲得しました!#タガノパッション #スイートピーS #週刊Gallop pic.twitter.com/5xKuL2jn70
— 週刊Gallop (@gallop_keiba) May 2, 2021
タガノパッションちゃんは、レースを重ねてもイライラしたりすることもなく落ち着いた気性の女の子のようです!
母系は気性が難しいお馬さんが比較的多いようですが、おっとりした性格だったという父のキングカメハメハさんに似たのでしょうか♪
またレスポンスもよく、折り合いも問題ない乗りやすいお馬さんのようです!
レースでは指示があれば周りのお馬さんを気にせずに前へ前へと突き進むことができ、肝が座っている性格といってもいいかもしれません!
タガノパッションこれまでのレース結果
日付 | 開催 | 天気 | 馬場 | レース名 | 距離 | 着順 |
2021年3月20日 | 阪神 | 晴 | 良 | 3歳未勝利 | 芝1800右 | 3着 |
2021年4月17日 | 阪神 | 雨 | 重 | 3歳未勝利 | 芝2000右 | 1着 |
2021年5月2日 | 東京 | 曇 | 良 | スイートピーS(L) | 芝1800左 | 1着 |
2021年5月23日 | 東京 | 晴 | 良 | 優駿牝馬(オークス)(GⅠ) | 芝2400左 | 4着 |
2021年9月19日 | 中京 | 曇 | 良 | ローズS(GⅡ) | 芝2000左 | 12着 |
【2021年・3歳未勝利(デビュー戦)】上がりタイム最速!結果は3着!
3歳でデビューを迎えたタガノパッションちゃん。
スタートを切ると、最後方の位置からレースを進めました。
最終コーナーを回ると、大外にから追い込みをかけます!!
ぐんぐんと脚を伸ばしましたが、先頭までは脚が届かず結果は3着となりました。
【2021年・スイートピーステークス(L)】2馬身差の完勝!
スタートも上手に決めて、中団後方の位置からレースを進めたタガノパッションちゃん!
道中も落ち着いた走りを見せ、脚を溜めている様子。
最後の直線では、しっかりと反応して末脚が炸裂!
楽な手応えで一気に抜け出して、2馬身差をつける快勝となりました♪
【2021年・優駿牝馬(オークス)(GⅠ)】10番人気ながら4着好走!上がりタイム最速♪
オークスへ参戦したタガノパッションちゃん!
落ち着いたスタートを見せ、後方からレースを進めました。
最後の直線では、馬群の中を縫うようにして抜け出しを図り脚を伸ばします!!
結果は4着と10番人気ながら好走を見せました。上がりタイムはメンバー最速でした♪
タガノパッションの脚質は?
タガノパッションちゃんは、後方から追い込む競馬が得意そうです!
道中は脚を溜めて控えてレースを進め、最後の直線で一気に抜け出しにかかります!
レスポンスが良くすぐに反応出来ることがタガノパッションちゃんの魅力です♪
今までの殆どのレースで、最後の3ハロンの上がりタイムは最速でキレのある脚を持っています。
タガノパッションの距離適性は?
タガノパッションちゃんはこれまで、芝1800m~2400mまでを経験してきました。
血統的にも父・母ともに主に中距離を得意としていたようなので、タガノパッションちゃんも1800m~2200mまでの中距離への適正が高そうです!
1800m戦のスイートピーSの際には、レース後のジョッキーのコメントで「心臓が大きいのか、ゴール後もケロッとしていてまだ走りたそうだった」といった発言があったことや、オークスでの好走を踏まえると、2200m以上2800m未満の中長距離への適性も可能性としてはありそうです!
タガノパッションまとめ
今回は、 「スイートピーステークス(L)」を2馬身差の圧勝で勝利し、オークスでも4着と好走を見せた”タガノパッション”ちゃん についてご紹介しました!
父はキングカメハメハさん、母にアドマイヤシルクさんを持つ鹿毛の女の子です!
3歳未勝利戦でデビューを迎え、鋭い末脚を武器に持ち、レスポンスが良く折り合い上手な落ち着いた女の子のようです♪
ぜひ、重賞レースでも活躍してくれることを期待しています!!
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