今回は、2021年の「エプソムC(GⅢ)」を制し、5歳となって初重賞制覇を果たした”ザダル”くんについてご紹介します!
ザダルくんの血統や名前の意味・由来などの基本情報から、気性・性格についてなども調べていこうと思います。
最後の方ではこれまでのレース結果に加えて、脚質・距離適性についても調査していきますのでもしよろしければご覧ください!!
ザダルの基本プロフィール
名前 | ザダル |
性別 | 牡馬 |
生年月日 | 2016年2月12日 |
年齢 | 5歳 |
毛色 | 栗毛 |
調教師 | 手塚貴久(美浦) |
馬主 | 新冠橋本牧場 |
生産者 | キャロットファーム |
ザダル名前の意味・由来
ザダルくんの馬名は、「世界一の夕日が見られるクロアチア西部の都市名」から付けられたお名前だそうです!
また、父名と母名から連想して付けたそうです。
父の”トーセンラー”さんは「エジプト神話の太陽神」、母の”シーザシー”さんの馬名は「海を見る」という意味です。
クロアチア西部の都市”ザダル”は、世界一の夕日を見ることが出来ると有名で、海岸沿いに多くの人が集まり賑わうそうです♪
父と母の名前から、太陽が海に沈んでいく夕日をイメージし、世界一夕日が美しいと称される地”ザダル”という名前にしたものと思われます!
ザダルの血統
父:トーセンラー | 父:ディープインパクト | 父:サンデーサイレンス |
母:ウインドインハーヘア | ||
母:プリンセスオリビア | 父:Lycius | |
母:Dance Image | ||
母:シーザシー | 父:Lemon Drop Kid | 父:Kingmambo |
母:Charming Lassie | ||
母:Magic Broad | 父:Broad Brush | |
母:Illeria |
父:トーセンラー×母:シーザシー
ザダルくんの父は、2013年のマイルチャンピオンシップの覇者である”トーセンラー”さんです!
父にディープインパクトさんをもつ良血馬で、2010年~2014年まで競走馬として活躍しました。
そして、母はアメリカ生まれの”シーザシー”さんです!
自身は現役中に結果を残せなかったものの、息子であるザダルくんが重賞を制覇したことによって重賞馬の母となり繁殖牝馬として功績を残したことになりますね!
今後も重賞レースで活躍する元気な仔どもたちに期待です♪
ザダルの気性・性格は?
ザダルくんはどういった気性・性格の男の子なのでしょうか?
従順な男の子
ザダルくんはもともと、人の支持に従順な性格の男の子のようです!
そのため、レースでも騎手との折り合いもつけることができ操縦性に苦労しないお馬さんなんだとか♪
また、ザダルくんの苦手なことは馬運車での移動。
移動後はテンションが高くなって暴れてしまうこともあるようです!
どうしても馬運車での移動は必須なので、暴れて大きなケガでもしたら大変ですし、少しでもリラックスして乗ってきてくれたらいいなと思います!
ザダルのこれまでのレース結果
日付 | 開催 | 天気 | 馬場 | レース名 | 距離 | 着順 |
2018年12月16日 | 阪神 | 晴 | 良 | 2歳新馬 | 芝2000右 | 取消 |
2019年1月12日 | 中山 | 曇 | 良 | 3歳新馬 | 芝1600右 | 1着 |
2019年3月10日 | 中山 | 曇 | 良 | 3歳500万以下 | 芝2000右 | 1着 |
2019年5月12日 | 東京 | 晴 | 良 | プリンシバルS(L) | 芝2000左 | 1着 |
2019年9月16日 | 中山 | 曇 | 重 | 朝日セントライト記念(GⅡ) | 芝2200右 | 3着 |
2019年10月20日 | 京都 | 晴 | 良 | 菊花賞(GⅠ) | 芝3000右 | 13着 |
2020年1月5日 | 中山 | 晴 | 良 | 日刊スポ賞中山金杯(GⅢ) | 芝2000右 | 8着 |
2020年5月23日 | 東京 | 晴 | 良 | メイS(OP) | 芝1800左 | 3着 |
2020年8月2日 | 新潟 | 晴 | 良 | 関越S(OP) | 芝1800左 | 1着 |
2020年10月11日 | 東京 | 曇 | 稍 | 毎日王冠(GⅡ) | 芝1800左 | 5着 |
2021年6月13日 | 東京 | 曇 | 良 | エプソムC(GⅢ) | 芝1800左 | 1着 |
【2019年・3歳新馬戦】クビ差で制したデビュー戦!
ザダルくんは2歳でデビュー予定でしたが、輸送中に立ち上がって尻もちをついてしまい両前脚の膝裏を擦りむいてしまったりなどしたため出走を取消。約1ヶ月後に3歳でデビューを迎えました!
初めてのレースでは、先頭で逃げる競馬をみせてくれました!
最後の最後までスピードが衰えることなく走りきってデビュー戦を勝利で飾りました♪
【2019年・朝日セントライト記念(GⅡ)】初の重賞は3着!
スタートを上手に決めたザダルくん!5番手、6番手あたりを追走していきます。
最後の直線で前に進路が見いだせず、抜け出すのに少し時間がかかってしまったこともあり、結果3着となりました。
【2020年・毎日王冠(GⅡ)】脚が伸びず5着
中団前めでレースを進めたザダルくん!
トーラスジェミニくんが勢いよく逃げて縦長の展開となりました。
5番手あたりを追走していましたが、最後の直線の坂で脚を伸ばしきることができずに結果は5着となりました。
【2021年・エプソムC(GⅢ)】8ヶ月の休み明け!初重賞制覇!
8ヶ月という長期休養明けのザダルくんは、エプソムCで復帰となりました!
スタートも上手に決めて、ほぼお団子状態の馬群の中で脚を溜めつつ仕掛けるタイミングを見計らいます!
最後の直線で前が空くと、末脚を使い馬群の中から抜け出るとそのまま力強い走りを見せて見事1着!初の重賞制覇となりました♪
ザダルの脚質は?
ザダルくんは、先行しても中団からでもレースを進めることの出来る自在性のある脚質のようです。
前からであればスピードの持続力があり、後ろで脚を溜めて最後に末脚を使って走ることもできそうです!
操縦性が高いため、騎手と上手に折り合いを付けながらレースごとに走り方を変えることか出来るのがザダルくんの魅力ではないでしょうか♪
ザダルの距離適性は?
ザダルくんは今まで、芝1600m~3000mまでの距離を走ってきました。
3000mの長距離は2019年の菊花賞での一度きりとなっており、このときには13着と思うような結果を残せませんでした。
馬運車での長旅によってストレスを抱えていたということも考えられますが、距離の適性としては、今のところ2000m前後が一番走りやすいのではないかと思われます。
ザダルまとめ
今回は、2021年エプソムカップを制覇した”ザダル”くんについてご紹介しました!
父と母のそれぞれの名前から連想して付けられたお名前を持ち、5歳となって初めて重賞を制覇した男の子です!
馬運車での移動が苦手ではあるものの、人の指示をしっかり聞くことが出来る従順でお利口さんなザダルくん♪
ぜひ、このまま勢いに乗ってこれからのレースでも活躍を見せてほしいと思います!!
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