今回は、2020年の5歳のときに「新潟大賞典(GⅢ)」の勝ち馬となった”トーセンスーリヤ”くんについてご紹介します!
トーセンスーリヤくんは、地方競馬でデビューして3歳で中央競馬へ移籍しました。
そんなトーセンスーリヤくんの気性や血統、名前の意味などについて調べていきたいと思います!
また最後の方ではこれまでのレース結果に加えて、脚質や距離の適性についても調査していきますのでもしよろしければご覧ください♪
トーセンスーリヤの基本プロフィール
名前 | トーセンスーリヤ |
性別 | 牡馬 |
生年月日 | 2015年4月4日 |
年齢 | 6歳 |
毛色 | 栗毛 |
調教師 | 小野次郎(美浦) |
馬主 | 島川隆哉 |
生産者 | エスティファーム |
トーセンスーリヤの名前の意味・由来
トーセンスーリヤくんの馬名の意味は、「トーセン=冠名」+「スーリヤ=インド神話の太陽神」です。
冠名は、馬主である島川隆哉さんの苗字の音読みすると「トーセン」と読めることからつけられたそうです!
また、「スーリヤ」は”インド神話の太陽神”を意味するということで、たてがみが赤茶っぽい栗毛のトーセンスーリヤくんにピッタリのお名前だと思います♪
トーセンスーリヤの血統
父:ローエングリン | 父:シングスピール | 父:In the Wings |
母:Glorious Song | ||
母:カーリング | 父:Garde Royale | |
母:Corraleja | ||
母:トーセンガラシャ | 父:デュランダル | 父:サンデーサイレンス |
母:サワヤカプリンセス | ||
母:フェリアード | 父:ステートリードン | |
母:ユキグニ |
父:ローエングリン×母:トーセンガラシャ
トーセンスーリアくんの父は、2001年~2007年まで中央競馬で活躍した”ローエングリン”さんです。
GⅠレースでの勝ち星はないもののGⅡのレースを4度制覇しており、フランスで行われた「ムーラン・ド・ロン(GⅠ)」では2着となるなど功績を挙げています。
またローエングリンさんは父に、イギリスの競走馬でGⅠレースを4勝、芝・ダートどちらでも活躍を見せた”シングスピール”さんを持ちます。
母は、2009年~2010年の10月まで中央競馬、2010年の12月~20011年までは地方競馬で走った”トーセンガラシャ”さん。
レースでは勝つことが出来ませんでしたが、芝・ダート・障害レースまで経験しており、とても器用なお馬さんなのだと思われます。
そんな、2頭から生まれたのがトーセンスーリアくんです。
トーセンスーリヤの気性・性格は?
トーセンスーリアくんの気性・性格はどういった男の子なのでしょうか?
手のかからない賢い男の子
トーセンスーリヤくんは、もともと病気や大きなケガもなく人の手を煩わせることのない仔だそうです。
(ケガではありませんが、2020年に爪への不安があり約6ヶ月の間休養したことはあります。)
育成途中では気の強い部分も顔を見せていたそうですが、そこからさらに育成を重ねていくと気性は落ち着いていったのだとか。
マイペースな性格のようですが自分がすべきことを理解できている賢い男の子で、気性が荒いといったことはなさそうです♪
トーセンスーリヤのこれまでのレース結果
日付 | 開催 | 天気 | 馬場 | レース名 | 距離 | 着順 |
2017年10月2日 | 大井 | 曇 | 稍 | 出囃子賞(新馬) | ダ1600右 | 2着 |
2017年10月2日 | 大井 | 曇 | 稍 | 2歳200万 | ダ1500右 | 1着 |
2017年12月14日 | 川崎 | 晴 | 良 | 川崎ジュニアOP | ダ1600左 | 4着 |
2018年1月21日 | 中山 | 晴 | 良 | 若竹賞(500万下) | 芝1800右 | 4着 |
2018年2月4日 | 東京 | 晴 | 稍 | ゆりかもめ賞(500万下) | 芝2400左 | 11着 |
2018年2月24日 | 中山 | 晴 | 良 | 水仙賞(500万下) | 芝2200右 | 5着 |
2018年3月25日 | 中山 | 晴 | 良 | 3歳500万以下 | 芝1800右 | 5着 |
2018年4月14日 | 中山 | 曇 | 良 | 山藤賞(500万下) | 芝1800右 | 3着 |
2018年4月29日 | 東京 | 晴 | 良 | 3歳500万下 | 芝1600左 | 10着 |
2018年6月24日 | 函館 | 晴 | 良 | 奥尻特別(500万下) | 芝1800右 | 2着 |
2018年7月7日 | 函館 | 雨 | 稍 | 八雲特別(500万下) | 芝1800右 | 2着 |
2018年7月29日 | 札幌 | 晴 | 良 | 北辰特別(500万下) | 芝1800右 | 2着 |
2018年8月18日 | 札幌 | 晴 | 良 | 富良野特別(500万下) | 芝1800右 | 1着 |
2018年11月3日 | 京都 | 晴 | 良 | 近江特別(1000万下) | 芝1800右 | 4着 |
2018年12月1日 | 阪神 | 曇 | 良 | 再度山特別(1000万下) | 芝2000右 | 7着 |
2019年2月17日 | 京都 | 曇 | 良 | 春日特別(1000万下) | 芝1800右 | 2着 |
2019年3月16日 | 阪神 | 曇 | 稍 | 須磨特別(1000万下) | 芝1800右 | 4着 |
2019年4月13日 | 阪神 | 晴 | 良 | 蓬莱峡特別(1000万下) | 芝1800右 | 7着 |
2019年6月16日 | 函館 | 曇 | 稍 | 北斗特別(2勝クラス) | 芝1800右 | 2着 |
2019年8月4日 | 札幌 | 晴 | 良 | 藻岩山特別(2勝クラス) | 芝1800右 | 3着 |
2019年8月31日 | 札幌 | 晴 | 稍 | 日高特別(2勝クラス) | 芝2000右 | 4着 |
2019年9月28日 | 中山 | 曇 | 良 | 茨城新聞杯(2歳クラス) | 芝2000右 | 6着 |
2019年12月1日 | 中京 | 晴 | 良 | 名古屋日刊スポーツ(2勝クラス) | 芝2000左 | 3着 |
2019年12月14日 | 中山 | 晴 | 良 | 3歳以上2勝クラス | 芝1800右 | 1着 |
2020年1月19日 | 中山 | 晴 | 稍 | 初富士S(3勝クラス) | 芝1800右 | 2着 |
2020年2月2日 | 京都 | 晴 | 良 | 飛鳥S(3勝クラス) | 芝1800右 | 3着 |
2020年4月12日 | 中山 | 曇 | 稍 | 美浦S(3勝クラス) | 芝1800右 | 1着 |
2020年5月10日 | 新潟 | 曇 | 良 | 新潟大賞典(GⅢ) | 芝2000左 | 1着 |
2020年6月28日 | 阪神 | 曇 | 稍 | 宝塚記念(GⅠ) | 芝2200右 | 7着 |
2020年8月23日 | 札幌 | 晴 | 良 | 札幌記念(GⅡ) | 芝2000右 | 6着 |
2021年2月28日 | 中山 | 晴 | 良 | 中山記念(GⅡ) | 芝1800右 | 5着 |
2021年4月18日 | 新潟 | 雨 | 不 | 福島民報杯(L) | 芝2000右 | 8着 |
2021年5月9日 | 新潟 | 晴 | 良 | 新潟大賞典(GⅢ) | 芝2000右 | 4着 |
【2018年若竹賞(500万以下)】中央移籍の初戦!結果は4着
地方から中央へ移籍となったトーセンスーリヤくんは、初戦で若竹賞に出走しました!
9頭立てで行われたこのレースでは、後方につけて競馬を進めたトーセンスーリヤくん。
最後の直線では少し反応が遅かったように思いますが、脚を伸ばして4着。
7番人気ながら頑張りました!
【2019年春日特別(1000万以下)】4歳となった初戦は春日特別!2着と好走!
8頭立てで行われた春日特別では、スタートも上手に決めて4,5番手に控えました。
最終コーナーを回って直線に入ると、空いた前を突いて脚を伸ばします!
結果としてはフランツくんに敗れてはしまったものの、最後の最後まで諦めず走り抜けて2着となりました♪
【2020年新潟大賞典(GⅢ)】5歳で初の重賞!初制覇!
5歳となったトーセンスーリヤくんは、自身初の重賞となる新潟大賞典へ参戦!
2勝クラスでは約1年勝ち上がるのに時間がかかりましたが、3勝クラスは3戦で勝ち上がり、いざ重賞です!
スタートも決めて、落ち着いて4番手に位置をとったトーセンスーリヤくん。
淡々と自身のペースで競馬を進めます。
内をついて脚を伸ばすと先頭に躍り出ました!最終的には1馬身半差をつける完勝で初の重賞を制しました♪
【2021年新潟大賞典(GⅢ)】連覇をかけた戦い!結果は残念ながら4着
昨年、自身が覇者となった新潟大賞典に連覇をかけて挑んだトーセンスーリヤくん!
3番手で先行して競馬を進めたトーセンスーリヤくんでしたが、マイスタイルくんが一生懸命逃げて少々ペースは速め。
最後の直線では粘るもゴール手前で脚が鈍くなり、結果は4着。
残念ながら連覇とはなりませんでした。
トーセンスーリヤの脚質は?
トーセンスーリヤくんは、先行しての競馬が得意なようです。
瞬発力といった面ではイマイチですが、スピードに持続力があるタイプで粘ることが出来ます。
速すぎる流れはちょっと苦手なようですが、自分のペースで淡々と走ることが出来たときにはしぶといです。
またパワーの要るような道悪はあまり向いておらず、良馬場もしくは稍重くらいのほうが得意そうです。
トーセンスーリヤの距離適性は?
トーセンスーリヤくんはこれまで、デビューから3戦目まではダート1500m・1600m。
その後、芝に移行して1600m~2400mの距離を経験してきました。
1800mと2000mで勝ち星を挙げており、2000m戦の「新潟大賞典(GⅢ)」では1馬身差以上をつけた完勝でした。
距離適性としては、1800m~2000mをもっとも得意としているようです。
また、自身のペースで淡々と走りたい性格であることと、少々揉まれ弱いところがあるため少頭数のレース、もしくは広いコースのほうがトーセンスーリヤくんにとっては走りやすい可能性が高いです。
トーセンスーリヤまとめ
今回は、栗毛の馬体が美しいトーセンスーリヤくんについてご紹介しました。
5歳ではじめて重賞に出走し、初制覇を果たしました!
頭がよく、マイペースな男の子のようです♪
2021年に6歳となってからは今のところ勝ち星を挙げることが出来ていませんが、これからのレースでぜひ底力を見せてほしいなと思います!!
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