【呪術廻戦】偽夏油の正体は加茂憲倫?虎杖との関係についても考察

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今回は、呪術廻戦の“偽物の夏油傑(げとう・すぐる)の正体が加茂憲倫なのか”についてと、
“偽夏油と主人公・虎杖悠二(いたどり・ゆうじ)との関係性”について考察していきます。

※この記事にはネタバレが含まれます!
アニメ派の方や、まだ漫画を読まれていない方はご注意ください。

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【呪術廻戦】加茂憲倫について解説

偽夏油の正体は、九十九由基(つくも・ゆき)ではないかと囁かれていましたが
加茂憲倫(かも・のりとし)であることが134話で明らかになりました。

まずはじめに、加茂憲倫とはどういう人物であるかを解説していきます。

加茂憲倫は御三家の汚点

呪術界の御三家と呼ばれる五条家・禪院家・加茂家。

加茂憲倫は明治のはじめに活躍した、名家である加茂家出身の呪術師です。

様々な呪術文化財を遺した一方で、自分自身の目的や欲のためならば手段を選ばず、人道を外れた卑劣極まりない行為を行ったため、「御三家の汚点」・「史上最悪の呪術師」と言われています。

加茂憲倫の人道を外れた行為とは、呪霊との間に子供を作ることができる特異体質の女性を利用し、自身の知的好奇心からその女性に無理やり呪霊との間の子供を妊娠させ、九度の堕胎を強要したことです。

堕胎させられた九体の子は呪胎九相図(じゅたいくそうず)と呼ばれ、
強い呪力を持った特級呪物として百年以上に渡り封印されることとなりました。

しかし、偽夏油たちにより呪術高専で封印されていた呪胎九相図1番~3番を盗み出し封印が解かれ、一般の人間を使い受肉させたことで脹相(ちょうそう)・壊相(えそう)・血塗(けちず)が誕生しました。

呪術高専京都校の加茂憲紀とは関係ある?

呪術高専の京都姉妹校には、加茂家の嫡男として高専に通う3年生の加茂憲紀(かも・のりとし)がいます。

加茂憲紀は表向きには加茂家の正式な血筋の者として扱われていますが、実は側室(愛人)の子供であることが明らかとなっています。

正室(本妻)が加茂家相伝の術式を継いだ男児を産むことが出来ず、側室の子供でありながらも相伝の術式を継いだ憲紀が嫡男として迎え入れられました。

憲紀は加茂家の嫡男として相応の扱いを受けていたようですが、母親は加茂家から「爛れた側室」と言われ虐げられていました。

「御三家の汚点」とされている加茂憲倫と漢字は違えど同じ読み方をします。

考えられる理由としては、本来は憲紀を嫡男として迎え入れる予定はなかったため、側室の子供であることから嫌がらせで命名された可能性があります。

正室に相伝の術式を継いだ子供が生まれてしまっていたら、恐らく憲紀も虐げられながら生きていくか、加茂家から捨てられていたかもしれませんね。

【呪術廻戦】偽夏油傑の正体は加茂憲倫で確定?

先ほど偽夏油の正体は加茂憲倫だったとお話しましたが、100年以上前の明治のはじめに生きていた人物がなぜ夏油傑を乗っ取ることが出来たのでしょうか?

偽夏油の正体が加茂憲倫(かも・のりとし)であるというのは確定なのかを考えていきます。

死亡した夏油傑の身体を乗っ取ったのは加茂憲倫?

夏油傑が偽物であることが分かった経緯としては、五条悟(ごじょう・さとる)が封印される直前に自らの手で葬ったはずである親友の夏油傑が目の前に現れたときです。

見た目も呪力も夏油傑そのものでありながら、五条の魂がそれを否定しました。

夏油傑ではないことを見破られた偽夏油が頭を開けると、その正体は…しゃべる脳みそ!



その後に脳みそは、「脳を入れ替えれば、肉体を転々とできる術式」であると話しています。

その術式ということは、加茂憲倫の術式ということなのでしょうか?

加茂憲倫の身体も乗っ取られていた

134話の渋谷事変の最終局面では、偽夏油と対峙した脹相が産まれた当時の記憶を思い出します。

そして脹相が、偽夏油は自分を生み出した”加茂憲倫”であると正体を暴きました。

しかし、そもそも加茂憲倫も脳みそに肉体を奪われていたようなのです。

それが分かる描写としては、夏油と同じように頭の縫い合わされた傷です。

偽夏油と同じように縫い合わせてあることから、加茂憲倫もこの脳みその術師に肉体を奪われていたことは間違いなさそうです。

結論としては、偽夏油の正体は加茂憲倫ではないということになります。

偽夏油傑の本当の正体は?

加茂憲倫や夏油傑を乗っ取ったこの脳みそが何者なのかまだはっきりと分かっていません。

しかし、第136話では偽夏油(脳みそ)が「千年前からコツコツと計画を進めてきた」というような発言をしています。

その発言から察するに、両面宿儺(りょうめんすくな)と同じ時代を生きた者である可能性が高いと思われます。

偽夏油傑と虎杖悠二の関係性は?

ここからは、主人公である虎杖悠二(いたどり・ゆうじ)と偽夏油の関係性についてを考察していきます。

虎杖悠二は偽夏油傑によって創られた存在?

虎杖悠二は、千年もの間生まれなかった”両面宿儺の器”として五条悟が呪術高専に招き入れました。

しかしそれも、偽夏油によって仕組まれていたようなんです。

偽夏油は、虎杖に対して「我ながら流石というべきか、宿儺の器タフだね」と虎杖のタフさに自身を称賛しています。

この言動から、虎杖は偽夏油が宿儺の器として創り出した人間という見方もできますね。

これまで虎杖の出生や両親の生死については明かされておらず、物語のはじめに入院していた虎杖の祖父が亡くなる前に両親について話そうとしましたが、虎杖が聞くことを拒否しています。

虎杖は両親について、「母親のことは全く覚えておらず、父親のことはぼんやりと記憶がある」と語った場面がありましたが、それ以上のことは分かっていません。

虎杖悠二は呪胎九相図のなかの一体?

偽夏油が虎杖を創り出した可能性を示唆する場面として上げられるのが、呪胎九相図の一人である脹相の発言です。

「血の繋がった弟たちの異変はどんなに遠くにいようと感じ取れる」

『虎杖の”死”を強烈に感じ取ってしまった。つまり悠二は血の繋がった俺の”弟”!』


というように、脹相はもはや虎杖が血の繋がった自分の弟であることに確信を持っているようです。

そうなると、虎杖も呪胎九相図のうちの一人ということになるのか…?というところですが…

虎杖は脹相・壊相・血塗とは違い、宿儺の指を食べてしまうまでは普通の子たちと変わらない生活を送っていたし、祖父も存在するし…

なんだかしっくり来ませんよね…?

虎杖悠二は偽夏油と親子関係?

ここからは考察となりますが、虎杖は呪胎九相図のなかの一体ではなく“同じ血筋から別に作られた存在”なのではないかと思われます。

つまり、虎杖の父親もしくは母親の血筋が脹相たちと同じである可能性があります。

考えられる可能性として、明治時代に呪霊の子供を妊娠することが出来た女性の子孫(血筋)が偽夏油の思惑によって、虎杖を産んだ可能性もあるのではないかと思います。

もしくはあまり考えたくはないですが、偽夏油(脳みそ)が父親という可能性もあるかもしれません。

夏油傑の肉体を乗っ取る前に、他の人物の肉体を乗っ取り(恐らく乗っ取るなら呪術師かな?)子供(虎杖)を作った可能性も捨てきれません。

【呪術廻戦】偽夏油傑の正体は加茂憲倫まとめ

【偽夏油傑の正体について】

◎偽夏油傑(脳みそ)の正体は、千年以上前の宿儺と同時代を生きた何者かである可能性。
◎「御三家の汚点」と語り継がれる加茂憲倫も肉体を乗っ取られた被害者だった。

【偽夏油傑(脳みそ)と虎杖悠二の関係性について】

◎虎杖悠二が偽夏油の思惑により生み出された存在である可能性が高い。
◎呪胎九相図の一体である脹相と血の繋がりを持っている可能性がある。
◎虎杖悠二は呪霊との子供を妊娠することができる特異体質の女性の子孫の可能性がある。

いかがでしたか?

今回は、”偽物の夏油傑(げとう・すぐる)の正体”についてと、
“偽夏油と主人公・虎杖悠二(いたどり・ゆうじ)との関係性”について考察してみました。

個人的に、虎杖の父親が脳みそだったら嫌だなと思ってます…笑

最後までお読みいただきありがとうございました!

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