今回は、呪術廻戦で明治初期に活躍し「御三家の汚点」と語り継がれる加茂憲倫(かものりとし)が歴史上で実在した人物なのか調査してみました。
また偽夏油や加茂憲倫の肉体を乗っ取ることで、1000年前から存在していると思われる中身の正体が実在する人物である可能性についても考察していこうと思います。
【呪術廻戦】加茂憲倫の実在モデルは?
前から思ってたけどこの加茂憲倫、藍染惣右介に似てるよね。 pic.twitter.com/AACcJf5IEM
— Latte@呪術廻戦考察 (@Latte_kousatsu) January 3, 2021
呪術界のエリート家系である御三家の最大の汚点として語り継がれる「加茂憲倫(かものりとし)」。
卑劣な行いを繰り返し、特級呪物である呪胎九相図を作ったことで史上最悪の術師として描かれています。
そんな加茂憲倫は、実在しない人物です。
しかし加茂家として見てみると、実在した呪術のエリート『陰陽師』が関係しているようです。
加茂家の祖先は陰陽師の賀茂家?
呪術廻戦で登場する加茂家の祖先は、平安時代に名を轟かせた呪術師である『陰陽師』の血統を受け継いだ一族とのこと。
陰陽道について調べてみると、賀茂(かも)家という一族が実在し、加茂家は賀茂家がモデルとなっていると思われます。
その賀茂家は日本の呪術の歴史の中ではかなり有名です。
賀茂家の中でも特に有名なのが『賀茂忠行(かものただゆき)』という人物。
賀茂忠行とはどういった人物なのでしょうか?
安倍晴明の師匠!賀茂忠行とは
陰陽師と聞けばやはり思い浮かぶのは、「安倍晴明(あべのせいめい)」かと思います。
この安倍晴明の師匠として知られるのが、平安時代前期から中期にかけて活躍した『賀茂忠行(かものただゆき)』です。
当時3つに分かれていた「天文道」・「暦道」・「陰陽道」の部門を一つにまとめた人物であり、賀茂忠行の働きにより賀茂家は安倍家と共に日本の陰陽道をほぼ独占していたと言われています。
【呪術廻戦】偽夏油傑や加茂憲倫の中身は賀茂忠行である可能性
呪術廻戦に登場する偽夏油や加茂憲倫の肉体を乗っ取り、約1000年をかけてコツコツと計画を進めてきた中身の正体がこの『賀茂忠行』である可能性もあるのではと思います。
陰陽道が全盛期であったのは、約1000年前の平安時代です。
また気になるエピソードとして挙げられるのが、安倍晴明は師匠である賀茂忠行によって生き還ったという言い伝えが存在していることです。
呪術廻戦に置き換えて考えてみると、偽夏油と加茂憲倫の中身の術師は自らが乗っ取ることでその者をある意味生き還らせることが出来ています。
もしも中身が賀茂忠行であるとするならば目的としては、「衰退してしまった陰陽道の復活」・「呪術界をふたたび加茂家が独占支配すること」が挙げられるのではないでしょうか。
約1000年前に生きた人物であること、呪術の祖である陰陽師であることからも賀茂忠行が中身の正体である可能性も高い気がします。
【呪術廻戦】加茂憲倫は実在した?まとめ
・加茂憲倫は実在した人物ではない。
・加茂家の祖先は実在した陰陽師の賀茂家をモデルとして描かれている。
・偽夏油や加茂憲倫の中身の正体が、平安時代の陰陽師「賀茂忠行」である可能性も考えられる。
今のところ夏油傑の肉体を乗っ取った中身の正体が明らかにはなっていませんが、約1000年前の人物であることや、「呪術と言えば陰陽師」ということから考察してみました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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